STRUCTURE · MEMBERSHIP · BOUNDARY
局部銀河群の
構造と境界
A GROUP, NOT A CATALOGUE NUMBER
局部銀河群は、天の川とアンドロメダを中心に、多数の小さな銀河が重力的な近傍をつくる集まりです。「何個あるか」は、発見と成員の定義が進むたびに変わります。
01
構造を一枚で見る
SCHEMATIC MAP位置と大きさを正確な縮尺で示す図ではありません。サブグループと境界の考え方を読むための模式図です。
02
二つのサブグループ
MAJOR MEMBERS| まとまり | 中心 | 代表例 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 天の川側 | 天の川銀河 | 大・小マゼラン雲、いて座矮小楕円銀河など | 衛星銀河の距離・運動からハローを調べる。 |
| M31側 | アンドロメダ銀河 | M32、M110、M33(関係はモデルで検討) | 大きな銀河と周囲の小銀河を一つの固定名簿にしない。 |
| 外側・候補 | 単一の中心を持たない場合がある | WLM、NGC 6822など | 距離・速度・束縛状態を組み合わせて判定。 |
03
境界はどこにあるのか
ZERO-VELOCITY REGION天文学では、局部銀河群を「近くの銀河を全部入れたリスト」としてではなく、銀河の流れや重力的な束縛を含む力学系として調べます。2026年公開のNature Astronomy論文では、局部銀河群と周辺の質量分布を扱い、質量分布を推定しています。
約1Mpcは境界の目安となるモデル量であり、宇宙に描かれた輪郭線ではありません。ページの「約100の既知の小銀河」という表現も、観測済みの数と成員の定義を分けたものです。
COUNTING RULE
発見数、距離が確認された数、重力的に属すると判断した数は一致しません。
新しい候補を見つける探査と、成員として確認する解析は別の段階です。
04
参考資料
PRIMARY REFERENCES- NASALarge-Scale Structures — 局部銀河群と近傍銀河の位置づけ。
- NATURE ASTRONOMY · PUBLISHED · 2026The mass distribution in and around the Local Group — ゼロ速度半径・質量分布の研究。
- ESA / GAIADwarf galaxies in Gaia DR2 — 矮小銀河の運動と局部銀河群。
- NASAGalaxies — 銀河群・銀河団の一般的な説明。
LAST CHECKED · 2026-08-02 / 図は概念図、数値は研究上の目安として表示。