THE LOCAL GROUP局部銀河群

LG-004 / 005 · SOUTHERN SATELLITES

大小
マゼラン雲

LARGE & SMALL MAGELLANIC CLOUDS

大マゼラン雲(LMC)と小マゼラン雲(SMC)は、天の川の近くを動く不規則銀河です。南半球では肉眼で雲のように見えます。

01

二つの雲を比較

TWO IRREGULAR GALAXIES
NASA資料などで使われる概数。銀河の直径は外縁の定義で変わるため目安です。
項目大マゼラン雲 LMC小マゼラン雲 SMC
距離約16万光年約20万光年
形不規則銀河。棒状の構造を持つと分類されることもある。不規則銀河。ガスと星の分布が複雑。
恒星数数百億個規模という概算約30億個というNASAの説明例
観測場所南半球の空南半球の空
見どころタランチュラ星雲、SN 1987A星形成とガスの構造

距離の比較:どちらもM31の約250万光年よりはるかに近く、天の川の衛星銀河として個々の星やガスを詳しく研究しやすい対象です。

02

マゼラニック・ストリーム

GAS BETWEEN THE GALAXIES

大小マゼラン雲の周囲には、中性水素などのガスが長く伸びた構造があります。マゼラニック・ストリームと呼ばれるこのガスは、雲と天の川の重力相互作用や、銀河周辺のガスとの相互作用を調べる材料です。

「二つの雲が一本の尾で結ばれている」という図は分かりやすい一方、実際の流れは三次元的で、起源と形成史には研究上の議論があります。

WHY IT MATTERS

小さな衛星銀河が大きな銀河の重力でどう変わるかを、近距離で見られる実験室です。星形成、金属量、ガスの流出を同じ局部銀河群内で比べられます。

03

日本から見える?

VISIBILITY FROM JAPAN

大・小マゼラン雲は赤緯が大きく南にあるため、日本の大部分を含む北半球の中緯度では、地平線より北へ十分に昇りません。南の地平線が開けた場所でも高度が低く、明るい空や地形の影響を強く受けます。観測旅行などで南半球へ行くと、南の空に雲のような姿を肉眼で確認できます。

NORTH

日本の中緯度

観測は困難。緯度・地平線・季節で可視条件が変わる。

SOUTH

南半球

肉眼で見える代表的な局部銀河群の成員。暗い空ほど輪郭が分かる。

SCIENCE

観測対象

ガス、星形成、超新星残骸、衛星銀河の軌道を調べる。

04

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FIELD NOTES

LAST CHECKED · 2026-08-02 / 見える高度は観測地の緯度と地平線で変わります。